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小説 仮面ライダークウガ 感想


著者 荒川稔久



グロンギ族という名の異形の者たちと、危険を顧みず戦った五代雄介が忽然と姿を消してから13年の月日が経った―。巷では、グロンギの噂が出ては消え、何事もなかったかのように時が流れていた。しかし、未だグロンギを追い続ける一条薫は、ネット上で白い戦士の書き込みを知り、五代の事を思い出していた...。


kuuga Mosaic_R




+5点 13年後の白い戦士
あらすじにある「ネット上で白い戦士の書き込みを知り…」が発売するまでは、当時放送中だった仮面ライダーフォーゼのことでは?と騒がれたこともありましたね。
しかし、コラボではなく純正なクウガの続編でした。



+10点 まさしく刑事物
一条さんと実加ちゃんが未確認生命体事件であることを立証するために捜査する様子は、そこら辺の2時間ドラマ並に練られつつ、場所や時刻を事細かに挙げていくクウガ本編の手法もこなしていてクウガを見てるけどサスペンスな雰囲気で最高でした。


+5点 主役は一条さん
ホモ疑惑とか実加ちゃんが勇気を振り絞った誘いを読み違えたり椿さんに呆れられたりだけど、五代君のことは理解しきってる一条さんの魅力が詰まった一冊。


+5点 「雄介」
ダグバとの決戦後、独り去った五代君。
そして最終回、異国の海岸での五代君の様子は一条さんの夢であったことが語られるのが泣けた…


+10点 リント・ギベ
アイドル伽部凛は3万人をライブ会場で殺すことを企てていた未確認生命体だった。
母・ゆかりの心の隙をついて元の凛と入れ替わりアイドルとして活躍しその裏でファンを殺していた。しかも2年もの間である。TV本編でも徐々に人間生活に適応してる描写もありましたので、身近に潜む恐怖を更に感じました。

伽部凛→とぎべ りん→リント・ギベ
で「人間は死ね」になるアナグラムはゾッとしました



+5点 生きていたバラのタトゥーの女
一条さんのライフルを受け海中に消えたバラのタトゥーの女はやはり生きていた。
伽部凛(ゲラグ)が人間として葬られることへのグロンギの屈辱を晴らすため一条さんたちの前に現れた。

髪の毛を蔦状に変えて銃弾を防御したり、本編ではやらなかった描写は小説ならではでよかったと思います。



+10点 ぷぇんたご~ん!?
伽部凛が所持していたスマホに謎のアプリがありそれを解析していた榎田さん。
まさかのペンタゴンのシステムが使われており、反応の薄かった一条さんたちにアキバレンジャーであったやりとりは知らないの?と尋ねるがスルーする一条さんたちが最高に面白かったです。

ペンタゴンのシステムを使ってることも驚きだが、通信システムも既存の通信会社のサーバーを経由しない「テレパシー」に近いものだったのだ。

クウガらしくないなと感じたが、ジャラジとかありえない現象ってのもあったよなと思い出し納得できましたね




+5点 リオネル
伽部凛のスマホから浮かび上がる「郷原忠幸」という政治家。そいつが押し進めた栄養ドリンク「リオネル」。飲めば笑顔になり元気になれる不思議な飲み物だったが、その成分には電気により分解され脳内に蓄積され「量子もつれ」の現象により毒に変わり人を死に至らしめる、ゲゲルの道具だったのだ‼
量子もつれとか、いかにも!な単語が出てきたりしてそれを榎田さんが解説するとかクウガらしくてよかった~
スマホのテレパシーと同じく、テレパシーによって殺人が行われるってのも一貫性があって良かったと思いますね。

実加ちゃんが新宿署にいたことで、経緯解明に一役買うってところが、設定すらも伏線になっていたことに驚きました。



+5点 一条さん……
最終決戦を前に突然雨の中一条さんを訪問する実加ちゃん。
「抱いてください…繋がらせてください」とすがってきた実加ちゃんを生真面目すぎで受け止めることができなかった一条さん……そう一条さんらしいといえばらしいけど、ここまでとは‼

「私なりにきちんも関わります!」の言葉を残し、飛び出していった実加ちゃん……


×10点 まさかのもう一人のクウガ
桜子さんからの連絡により、もう一人クウガがいることが判明し、実加ちゃんがそれであったのだ‼

五代君が姿を隠してるとか、実加ちゃんのこれまでの反応とか言動の不自然さが全て繋がる答えの登場に超驚きました

ここでも、実加ちゃんの設定がクウガ化の伏線だったことでもう1本取られた感があって良かったです



+10点 究極の闇
郷原忠幸またの名をゴ・ライオ・ダ。政治家にまで上り詰め、リオネルを使って160万人を殺そうとしていた敵を前に不安定なアークルで変身した実加ちゃんは角の短い黒のクウガに変身してしまった。
ここまでなっちゃったのは間違いなく一条さんのせいだよな
ちゃんと実加ちゃんを受け止めてあげられてたら、暴走まではいかなかったでしょうに……

東京タワーを物質変化させ巨大な砲にしたのは
小説ならではの派手な表現でよかったと思います



×20点 赤の四号
闇に堕ちた実加ちゃんを救うため、五代雄介がクウガが帰ってきた‼‼‼‼
新型のビートチェイサー3000にゴウラムを合体させ、ライオを突き刺し決戦の地へ走り出す‼
華麗なフォームチェンジで攻撃するが封印のライダーキックのエネルギーをたてがみで逃がすという能力で決めきれない。

しかも、度々郷原の姿を見せ五代君に人間を攻撃させているという罪悪感を増大させる手段をとってくる‼ クゥ~憎たらしい畜生め‼‼


+10点 一条さんの一撃
これ以上五代君の涙を見たくない一条さんの一撃により上半身を吹き飛ばされ息絶えるライオ…

究極の闇に匹敵すると言われたグロンギを人間の手で倒せるようになってしまったのは嬉しいことなのか皮肉なことなのか、考えさせられます…



×30点 旅立つ五代君
戦いが終わり、13年前と同じように肩を寄せ合い迎える朝日。

また戦いをさせてしまったことで、悲しい思いをさせたことに対する罪悪感と、共に戦った友との再会を喜びたい一条さんの葛藤からの溢れ出した想い「行くな五代‼」が涙無しには読めなかった。

次会う時はちゃんと笑顔で会えることを願いたいものです。
最後のサムズアップがまた泣ける……



総評 1100点 38.6点/ページ
五代君の影を追う一条さんが五代君を戦わせないために懸命に頑張る姿が好印象でした。

しかし、実加ちゃんを受け入れない鈍感さというか生真面目さという未熟な部分も目立ちましたね

警察が総力を挙げて戦うクウガの様子が再現されていたり、謎解きに五代君の帰還とかもう全てが高レベルに纏まってる最高の一冊でした。


「行くな五代‼」

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