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小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界~レンズの中の箱庭~ 感想


著者 鐘弘亜樹


9つの異世界を旅して、仮面ライダーとともに世界を救おうとする門矢士。彼は“通りすがりの仮面ライダー”ディケイドとなって、電王、クウガ、カブトと出会い、ともに力を合わせて大きな敵に立ち向かっていこうとする…。

dexikeido Mosaic_R




+5点 プロローグ
TV本編とは少し違う、自分の住む世界を嫌い、無気力で退屈に送っている門矢士は、光写真館を使いパラレルワールドを旅するようになる。

旅先では、ディケイドとして力を得て戦い、それに高揚してか自身に溢れた自分を演じることができていた。

士が本来、自信家ではないことが語られ意外だった



+5点 電王の世界
モモ、ウラ、キン、リュウ、良太郎は原作電王と変わらないキャラでした。

夏みかんや海東も登場するが、これまで六つの世界を回っていたことになっているので、顔見知りだった。
キャラ説明をちゃんとしていたのたで、違和感なく物語に入り込んできたのはよかったです。

しかしら契約者探しの答えをあっさり海東が連れてきたりとサラッと事件が終わってしまったのは残念な気分に…

契約者の過去を救う良太郎っぽさは描かれたので電王感はありましたね




+10点 クウガの世界
小野寺ではなく、五代雄介登場‼しかし、警察との連携はないような描写でした。

しかし、俺様で漫画のキャラっぽい士と現実離れした聖人っぽさを持つ五代君はなんかかみ合わせが悪かった感じがありましたね

女性グロンギとの交流により、自分の世界と向き合うことがゴールであることが語られました。



+10点 士の世界
とうとう士の世界にまで現れた夏みかんと海東。3人の愉快な共同生活が始まる

そして、士の世界でも死体がミイラのようなってしまう吸血殺人事件が起こり始め、3人はその調査を始めるのだが…



×10点 カブトの世界
士と天道の俺様対決キタ━(゚∀゚)━!

ディケイド本編のソウジさんは、あんまり絡みもなかったですし、いい人っぽかったですからね~価値のある話でした。

この世界ではワームに対抗するためにマスクドライダーが必要ですが、それらを作るためにカブトを捕まえなくてはならないという矛盾した話に

あと、戦闘描写でキャストオフで装甲をパージした瞬間高速移動したとあるので、企画当初上がっていたと言われている、ライダーフォームがクロックアップ専用フォームっていう設定になっていたんではないでしょうか?



+5点 士対士
士に擬態したワームにより明かされる世界を破壊したいと思っていた士の本心。

しかし九つの世界の旅したことにより、世界を守る決意を決めた士‼(ここで、脳内ではお説教BGM)

天道と士のタッグによりワームを撃破
クロックアップのカードを何故か持ってるってのは天道だからOKですね



+10点 海東、鳴滝の正体
鳴滝はパラレルワールドを旅しすぎて、自分の世界を忘れ怪人となってしまった存在だった。

そして、海東は家族を無くして世界に絶望し、理想の世界を作ろうとしている鳴滝の手伝いをしているのだった。

遂に明かされる謎コンビの正体‼TV本編がこのような理由付けが元はあったのかは定かではありませんが、なかなか綺麗な纏め方。
しかし、小物感が半端ありません



+5点 海東の裏切り
カブトの世界で士に助けてもらったことや、これまでの旅で、もう一度世界を信じてみようとする気になった海東は鳴滝に殺されてしまいました。

最後にディエンドのカードが士に渡り、ディエンドにカメンライド‼
しかし、9人のライダーカードを取り込んだ鳴滝怪人体には歯が立ちませんでした



+5点 ディケイドコンプリートフォーム
同じく9つの世界を回り力を手にした夏みかん。

夏みかんの手には9人のライダーが描かれたカードがあった。

それを使うと9人ライダーが勢ぞろいし、ディケイドと共に鳴滝怪人体とバトル‼そして、9人ライダーはディケイドと合体し、コンプリートフォームへ‼‼




×10点 エピローグ
平和を取り戻したパラレルワールド達。

士は自分の世界で、生きることを決め向き合い始めた。

しかし、夏みかんは士の世界では自殺していて、夏みかんもパラレルワールドを旅する存在だった。

最後は照れ臭さもあるが、士はしっかり言葉を送り、元の世界に戻る決意をした夏みかんは爽やかに旅立つのだった。
いい締めだったな~



総評 550点 21.8点/ページ
クウガが赤で剣を振るったり、カブトムシ型にFFRしたり、ノーマルキバにマントがあったりはこの際細かいことなんでどうでもいいです。
私が問題だと思うのは、ディケイドにオチがついてしまったことですよ‼


私の中では劇中で言われた通り「ディケイドに物語はありません」なんですよ
自由に世界を回り救済なのか破壊なのかわからないライブ感で動き回り、敵を叩きのめし去っていく。

鳴滝や海東には何を考えているのか全くわからない行動を取らせることこそが、得体の知れない底の知れない彼らの持ち味だと思います。しかし、理由付けされてしまって妙な小物感を感じてしまいました。

「ディケイドは真面目に見てはいけない」という諦めではありません。
むしろ、「さぁ次はどう捻ってくる?どこを拾ってくるか?とりあえず投げとくか?さぁ‼‼」と楽しくて楽しくてしょうがないんですよ

でも、これを現行ライダーがやったらブチギレるかも知れません。ディケイドだから赦せるのです。
そこまで至るには、TV本編や映画を見て伏線を感じながらワクワク、一喜一憂しながら見ていろいろ感じました。

オチが納得いかなくても、ディケイドだもんねなんです。お祭り野郎でいいんです。

灰色のオーロラを通れば別の世界。警察官に始まり大ショッカーの首領だったりで、明確なゴールはなく、そこで与えられた設定や役目を演じ切るのがディケイドだと思うんですよ。
妙な髪型とコスプレに始まり、ライダーバトル、お説教、「通りのすがりの仮面ライダーだ」で次の世界へとこれだけで、ディケイドはいいのです。纏まりきったオチなんていらないんです。彼らは、今もどこかの世界で鳴滝さんとトムとジェリーのような喧嘩を繰り広げているのです。
まさに究極のオムニバスライダー。

そう考えると、この小説もディケイドにとっては「ここが小説の世界か」、「この世界ではきれいにオチがついたつもり」でOKな気もしてきました。

オチがついてしまったのが問題な気もしましたが、それすら「オチじゃねぇから気にすんな」っていうディケイド凄いですね


改めてディケイドの奥の深さを感じれる面白い一冊だったと思います。



「……気をつけて行ってこい」

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